中央ナースセンターについて正しいのはどれか。 

     
  1. 看護師等に対して職業紹介事業を行う 
  2.  
  3. 厚生労働大臣が指定する
  4.  
  5. 都道府県知事が指定する
  6.  
  7. 都道府県ごとに1個に限り指定できる


    
 正解【 2 】
 
1 ✕ 
職業紹介事業は都道府県ナースセンターの事業である。
2 ◯ 
 中央ナースセンターは、47都道府県のナースセンターの中央機関としての役割を持ち、下記の6つの事業を柱に運営している。
・ナースセンター事業に関する広報活動
・看護職員の就業動向等についての調査
・訪問看護を推進させるための調査・連絡調整
・看護関連情報の提供
・コンピューターシステムの運用
・都道府県ナースセンターとの連絡調整
3 ✕ 
中央ナースセンターは、1992年に「看護師等の人材確保の促進に関する法律」に基づき設置され、厚生労働大臣の指定のもと、公益社団法人日本看護協会が運営している。
4 ✕ 
都道府県ナースセンターについての説明

看護師等の人材確保の促進に関する法律(看護師等人材確保法)



⚫看護師等の養成、処遇の改善、資質の向上、就業の促進などを定める法律である。(第1条)

⚫中央及び都道府県ナースセンターの設置が規定されている

⚫都道府県ナースセンターは、各都道府県に1ヶ所指定され、訪問看護の研修、無料職業紹介、潜在看護師の発掘などを行っている(第14、15条)

⚫中央ナースセンターは、都道府県ナースセンターの業務に関する連絡・調整・援助を行う(第20、21条)

⚫病院等の開設者に対して新人看護職員臨床研修実施等の努力義務(第5条)を看護職員本人に対して自ら進んで能力の開発・向上を図る努力義務(第6条)を規定している。

⚫看護師等就業協力員の委嘱(いしょく)について規定されている(第11条)
委嘱は都道府県が行う。

委嘱・・・一定期間、特定の仕事を他の人に任せること。行政では、審議会・調査会などの委員に、民間人やその行政機関に属さない公務員を任じることをいう

看護師等就業協力員:都道府県の看護師等の就業促進・確保への協力や、看護に対する住民の関心と理解の増進への協力などの活動を行う。

看護師等の人材確保の促進に関する法律 - 厚生労働省

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