看護師国家試験 過去問題【第99回】(2010年度)
正解【 2 】








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●Mooreの提唱した手術後の回復過程の第1相(異化期)の生体反応はどれか
- 尿量の増加
- 血糖値の上昇
- 脂肪組織の修復
- 腸蠕動運動の再開
正解【 2 】
1 ✕ |
第1相(術後2~4日)は尿量が減少する時期である。 利尿は第2相(3~5日ではじまり、1~3日続く)で見られる。 |
2 ◯ |
高血糖は第1相でみられる。 この時期は、異化期であり、神経・内分泌反応が中心である。これらは第2相で正常化してくる。 |
3 ✕ |
脂肪組織の修復は第4相(第3相後から数ヶ月)で見られる。 筋肉の再生、体重の増加も見られる。 |
4 ✕ |
腸蠕動運動の再開が起こり、排ガスがみられるのは第2相である。通常排ガスは72時間以内に見られ、それ以降に排ガス、腸蠕動の運動が低下している場合は術後イレウスと判断される。 第3相(術後6日~数週間)で、バイタルサインが安定し、消化吸収機能が正常化する。 |
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