胎児期に母体が感染することで児に異常が生じるのはどれか  

     
  1. ダウン症候群  
  2.  
  3. 風疹
  4.  
  5. サリドマイド症候群  
  6.  
  7. ロタウイルス


    
 正解【 2 】
 
1 ✕ 
感染とは関係性がない。
ダウン症候群は、体細胞の21番染色体が1本余分に存在し、計3本持つことによって発症する先天性の疾患群です。 
2 ◯ 
風疹に対して免疫のない女性が妊娠初期に風疹を罹患すると、風疹ウイルスが胎児に感染し、出生時に先天性風疹症候群(CRS)と総称される障がい(先天性心疾患、難聴、白内障が3大症状)を引き起こすことがある。    
3 ✕ 
サリドマイド症候群は睡眠薬であるサリドマイドを妊娠中の母親が服用することで、子どもに無肢症、アザラシ肢症などといった重い四肢奇形が発症するものです。 
4 ✕ 
ロタウイルスは日本で毎年、特に冬に3歳(特に1歳前後)の子どもに流行が見られる乳児嘔吐下痢症(急性胃腸炎)のおもな病原ウイルスです。
 ここがよく誤解している人が多いので覚えておいてくださいね。    

先天性風疹症候群(CRS)


免疫のない母体が妊娠16週以内に風疹を罹患した場合、経胎盤感染によって新生児に障害が発症することが知られています。

先天性風疹症候群の症状としては
・先天性白内障
・難聴
・心奇形
などがある。
経胎盤感染が起こる病原体として
  • サイトメガロウイルス
  • 風疹ウイルス
  • ヒト免疫不全ウイルス(HIV)
  • トキソプラズマ
  • 梅毒トレポネーマ
などがあります。

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